今回は何度か保有されている賃貸物件のリノベーションをさせて頂いているオーナー様の息子様ご家族より、賃貸利用されていた戸建てをリノベーションして仮住まいにしたいとのことで、ご依頼を頂きました。
通常の賃貸でも、再販用のリノベーションでもなく、ご家族のご要望を叶える形でのリノベーションとなり、完成したティストも、いつもと全く違った仕様になっており、弊社としてもチャレンジングな案件でした。
もともと、借地として貸し出されていた土地に戸建てが建てられており、契約満了に伴い、戸建てが戻ってくることになり、その戸建てを活かして、息子様ご家族の仮住まいとするために、リノベーションすることになりました。
木造平屋住宅の上に、鉄骨で2階部分を増築した作りで、5DKの間取りとなっていました。それを広いリビングが欲しいとのご要望で、1階の3DKを1LDK、全体では3LDK
間取り変更を行いました。
間仕切りを広く取りはらうために、一部梁を補強し、なるべく柱を増やさずに大きなスパンを確保することにしました。また、既存床が弱い箇所があり、ピアノを設置したいという要望もあり、床補強も行っています。
また、キッチンを現状のお住まい同様にリビングにアイランド型に配置されたいとのことで、ダクトを一部表しにして、配管は床下に通すことで、キッチン移設を行っています。また、2階を収納部屋とすることで、1階の和室にあった押し入れ収納は全て撤去し、リビングに取り込むことで、19畳のリビングスペースを確保しています。
また、脱衣所兼洗面所は家事導線を考慮し、キッチン隣に配置し5畳近く確保することで、ランドリー兼収納スペースにするとともに、キッチンとの間仕切りを設けず、冷蔵庫をリビングから隠せる様にしています。
デザインでは床に大判のライトグレーのフロアタイル貼りを行い、天壁はアクセントクロス無のホワイト柄にすることで、白亜で統一された広々とした空間にリニューアルされました。
また、今回のリノベーション施工範囲は1階にとどめ、2階は電気器具の交換のみで、ご自身でDIYされる形を取ることで、予算と施工内容のバランスを図っています。
ご自宅ということもあり、細かい修正を含めると、設計変更回数は20回にも及び、通常の賃貸リフォームの3倍近くにもなりましたが、お引き渡しの際は奥様、お母様が同席頂き、理想的な家になったとお喜び頂き、メンバや施工担当の苦労が報われた感じがしました。
これから家具が入ることで、どの様な空間に仕上がるのか楽しみですが、ご自宅向けにモダンなリノベーションをご検討している方のご参考になれば幸いです。
- 最寄駅
- 祖師ヶ谷大蔵駅徒歩10分
- 面積
- 3LDK・106m2
- 工事費用
- 約680万円
- 賃料
- 実需の為、無し
- 種類
- 一棟
- 構造
- 鉄骨
- 用途
- 実需
- 保有理由
- 居住
- 間取り
- 2LDK以上
- 築年数
- 不明
- オーナーの悩み
- もともとの間取りが5DKと空間が細かく仕切られていたこと、
また、キッチンが西側の奥まった場所に配置されており、リビングとの一体感が無かったことがお悩みでした。
加えて、平米数が100m2超えの中で、当初予算が600万円前後という予算の制約もあり、水回りはフルリノベが必要な中で、どの様に施工内容と予算のバランスを取るのかも大きなポイントでした。 - エイムズを選んだ理由
- 過去に所有されている賃貸マンションのリノベーションを施工させて頂いたこと、ご両親のご自宅の水回りのリフォームも施工させて頂いたいたことで、今回もお声がけを頂きました。
- お悩みの解決ポイント
- お部屋間の間仕切りを取りはらうために、一部梁を補強し、天井を支えることで、なるべく柱を増やさずに大きなスパンを確保することにしました。また、既存床が弱い箇所があり、ピアノを設置したいという要望もあり、床補強も行っています。
また、キッチンを現状のお住まい同様にリビングにアイランド型に配置されたいとのことで、ダクトを一部表しにして、配管は床下に通すことで、キッチン移設を行っています。また、2階を収納部屋とすることで、1階の和室にあった押し入れ収納は全て撤去し、リビングに取り込むことで、19畳のリビングスペースを確保しています。
また、脱衣所兼洗面所は家事導線を考慮し、キッチン隣に配置し5畳近く確保することで、ランドリー兼収納スペースにするとともに、キッチンとの間仕切りを設けず、冷蔵庫をリビングから隠せる様にしています。
デザインでは床に大判のライトグレーのフロアタイル貼りを行い、天壁はアクセントクロス無のホワイト柄にすることで、白亜で統一された広々とした空間にリニューアルされました。
また、今回のリノベーション施工範囲は1階にとどめ、2階は電気器具の交換のみで、ご自身でDIYされる形を取ることで、予算と施工内容のバランスを図りました。